日本人女性初?それなら私がやってのける!
「北京パリモーターチャレンジ2024」
世界最大!ビンテージカー・クラッシックカーで駆け抜けるモーターアドベンチャーRallyに参戦を決意しました。
あの有名な「パリダカ」の3倍にも及ぶ、最も長く、最も困難なドライビングチャレンジに日本人女性として、「北京パリモーターチャレンジ2024」に初挑戦します。
14000km、世界半周の過酷極まりないルートへのチャレンジです。
砂漠で過ごすキャンプ地、メンテナンス、ドライビングテクニック…
37日間という長く、険しい道のりはモータースポーツという体験を伝える以上に、物事の大切さを越え、「命がけの参加者」の「生きざまそのもの」を大きく伝えるとんでもない冒険。この「とんでもないラリー」に、私は挑戦を決意したのです。
走るとは?
走るとは、「ゴールにたどり着く」ことだけではなく、そこに至る全ての過程を経て「夢を実現する事」そのものだと私は考えています。
以下、ラリーの詳細です。
日時
2024年5月18日スタート→2024年6月23日に約1万4000km(8700マイル)37日間
ルート
中国万里の長城→モンゴル→カザフスタン→ウズベキスタン→アゼルバイジャン→ジョージア→トルコ→ギリシャ→イタリア→フランス・パリ
チャレンジ車両
1929年 Buick Doctors Coupe
「ドクター」という名の通り戦前、車後方に医療器具を乗せて使われていたという歴史がある、過去の北京パリ完走の「経験車」です。
3年に一度開催のパリダカに並ぶ 世界最大のクラッシックモーターチャレンジRally
私は思います。
誰もが本当は、自ら未来を切り開いていけること、 夢や志を実現することが可能であるべきではないかと。
2020年のコロナ問題の影響で、開催は2023年→更に2024年と延期されました。
そして予定ルートであったロシアは「ロシア・ウクライナ問題」のため大幅なルート変更を余儀なくされましたが、主催者も私たちも諦めることなく挑戦に向かっています。
男女が共に活躍できる社会へ
モータースポーツ・自動車文化・クラッシックカー愛好者は圧倒的に男性が多いです。
ですが、私という「女性」がチャレンジすることで新しい時代の変化や、いままでに無い女性の生き方を具体的に伝えることができるのではないでしょうか?
爰野寿美子(こもちゃん)プロフィール
1973年秋田県生まれ。
内臓の奇形児で誕生しました。
学校で勉強するより、病床でいつも死にたいと考える子供でした。
就職しても常識がわからず社会不適合と上司に言われました。 人間関係も全くうまくいきませんでした。あまりに場違いで、辛すぎて、実は当時の記憶はあまり無いのです。
「他人と同じじゃなくても、私には私の生きる場所があるはず。私という人間を活かせる場所がきっとあるはず。」
そんな思いから、世の中に「ワクワク」を発信する人財共育事業を自ら設立しました。
五感で学ぶ、「こもちゃん流」のコミュニケーション講師として全国を旅のように周り始めました。
心も体も不自由だった私がたどり着いた「最もシンプルな思考」は、多くのひとに勇気・希望を与えたのでしょう。気付けばクチコミで広がり、全国200講演以上をこなしていました。
現在はモータースポーツラリーに魅せられ、日本から世界へ飛び出し、「人生を走るドライバー」として世界の数々のモータースポーツに挑戦中です!
突然訪れた悪夢。48歳の時、宣告された悪性の癌
なぜ私に?!
なぜ、このタイミングで?!
それは、まるで神様に試されているようだ・・とさえ思いました。
48歳の時、宣告された「悪性の癌」。
でも、私は絶望の底までは落ちませんでした。それは「この挑戦」があったから!
人は誰しもいつしか死ぬ・・だからこそ残された時間を絶望している時間すら「もったいない」と思えたのです。
だからこそ、私はこのチャンスを絶対逃さないし、逃せないと感じています。
「走るしかない!」
社会不適合者の烙印を押された私が、 挑戦し続ける理由は?
それは「行動したい」と感じた人が 「行動できる」社会の実現に向けて、 まず「自分自身が走ることで、可能性を示したい」という思いがあるからです。
やりたいこと全てにチャレンジしたい!
癌の治療はせず、私らしく生きることを選択しました。
人は誰しもいつしか必ず死ぬもの。どんなに欲張っても、何一つ向こうへは持って行けないのです。
それならば「前向きに病気と向き合っていこう」と決めました。
愛する人、私に愛をくれる人。
重なる心。私と同じ温度の魂をもった人との出会い。
それだけで、私には十分です。
これが私の選んだ道、私の「生きざま」。
自殺者が増え続ける現代を生きる全ての人に、私の生きざまを通して「生きる」意味と希望を少しでも見出してもらえるなら・・
本気でそう思っています。
私が走る姿で あなたのチャレンジスピリットに炎を灯したい!
それが私の走る意味です。
北京パリモーターチャレンジ2024参戦に沢山のお力添えを頂き、ありがとうございました!
私を北京パリの舞台に送り出してくださったみなさまへ。
無事、14,000kmを走り抜き、帰国いたしました。言葉では尽くせないほど、感謝の気持ちでいっぱいです。
これから、私の命ある限り、少しずつですが、頂いたご恩をお返ししていけるよう尽力いたします。
取り急ぎ、お礼まで。
2024年6月 爰野寿美子(こもちゃん)