Komoの参戦記録

歴史的クラシックカーと中国の熱い人情!DAY13〜北京パリモーターチャレンジレポート〜

5月30日 DAY13のレポートです。

連日中国を走り続けてきた私たち。
朝焼けが薄明かりの中、キャンプ地を静かに後にしました。

中国の壮大な自然を駆け抜ける日々の中で、かつての絶望が頭をよぎります。
DAY1からDAY4までの車両トラブルに翻弄され、修理の術もなくなり、もはや日本に持ち帰る資金すらないから、数千万も費やしたこの車両を中国の山奥に捨てるしかないかと考えたこともありました。

応援してくれた日本の仲間たちに、どんな顔して帰ればいいのか。
もう中国で消えていなくなりたい——そんな闇の思いを抱えながらも、諦めずに走り続け、あれからもう10日も経ちます。

明日はついに困難が続いた中国ルートの終わり、カザフスタンの国境へ向かいます。

今日は砂漠や大自然の凸凹みちから逃れて、久々に街中へと戻ってきました。

本日設定された短距離ルートと舗装路を順調に走り、ガソリンを入れてさっさとホテルへ向かうつもりだったのですが、またまた!予想外の事態に直面。

複雑な街中のルートに翻弄され、何度も道を間違えてしまい、さらにガソリンスタンドが見つからない……!
砂漠や大自然ではまだしも、なぜか街中で迷走して立ち往生してしまうというオチ?

そして突如として訪れたさらなる危機!!

なんと!エンジンがかからない!
街中で立ち往生する私たちの1929年のクラシックカーに、通り過ぎる現地の人々が興味津々の視線を向けていきます。

なんとかしなければ!勇気を振り絞り誰でもいいからっと一般の方々にも助けを求め声をかけ続けました。
そんな中、一台のスクーターに乗った若い青年が立ち止まってくれました。

翻訳アプリを駆使して事情を説明すると、なんと500メートルほど先に修理工場があると言う。
「この重たい車両を3人で押すのか?しかも・・数百メートルも?」と戸惑う私たちでしたが、大汗をかきながら車を押し始めると、次々と助けの手が伸びてきて、無事に修理工場に到着。
中国の人々の親切心に、疲れなのか感動なのか、汗とも涙ともつかないものが溢れ出してきます。

当然・・・この数百メートルの奮闘は動画や写真に残す余裕はなし・・。

工場の主人は無愛想な表情でタバコを加えながら現れ、少々不安に。

しかし、ものの10分でエンジンが息を吹き返し、ブルルルッと快音を立てました!

原因はエンジンフィルターに溜まった砂地の汚れによるもので、迅速な修理に驚きと感謝の念が尽きません。
記念に写真を撮りたいと声をかけると、最初は緊張した様子の職人気質のご主人も、笑顔で応じてくれました。

さらに、最初に助けてくれた青年や、私たちの迷走を見かねてガソリンスタンドまで案内してくれた人たち、果てはホテルまでナビゲートしてくれた親切な現地の方々まで。こんな出会いがあるのかと、胸が熱くなりました。
またまた人の愛の深さに心から感動した一日。ホテルに到着してからも休む暇なく、オイル漏れの点検やブレーキの修理を続けました。


明日、無事に国境を越えられることを祈りつつ、中国で出会った多くの“神様”のような人々を思い浮かべながら、布団に身を沈めました。

DAY14に続く・・・。

 

 




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