Komoの参戦記録

絶望の中の一筋の光?祈りは通じるのか?DAY28〜北京パリモーターチャレンジ〜

6月14日 DAY28のレポートです。

一睡もできぬまま、夜が明けた。
朝焼けを見つめながら、「明けない夜はない」という言葉が浮かんでくるが、
今の私たちにはそんな希望の光はまだ見えない。
立ちはだかる国境の問題、そして壊れたリングギア。

早朝ロビーで現地スタッフを見つけ、再びすがる気持ちで相談を持ち掛けた。戻ってきた回答は「ブルガリア経由で複数の積載車に乗せ国境を越える」という提案。
しかし、安全性も時間も一切保証されない無策な計画。
これは主催のサポートからは完全に外れる・・。

選択肢がない今、何が正しいのか考える思考もないまま心が揺れる。

が!!!!!

費用を聞いて血の気とともに冷静になる・・。
なんと!300万円。

一瞬揺らいだ心を落ち着かせ、断る!

その瞬間「グッドラック!」と冷たく切られた。
私たちだけが取り残されたようで、胸にわき上がる苛立ちと悔しさで、食事も喉を通らない。

修理工場への希望、わずかな可能性に。

今日はトルコの自動車クラブの人たちと修理工場で待ち合わせをしている。口にできず、ただ時計の針だけをじっと見つめる。
早く到着したら、歓迎の気持ちか、美味しそうなコーヒーが出てきたが、もうコーヒーすら
喉を通らない・・。カメラを向けられるとそれでも笑顔を繕う自分が痛々しいのか?
それでいいのか?(笑)

長く感じた時間・・。
なんとか車を見てもらったが、結果は同じだった。
リングギアの修理は不可能で、交換するしかない。
今日もまた、イスタンブールの街に祈りの放送が聞こえます。その中で、私もただ祈るしかない。

トルコで祈りの時間・・(動画)

それでも自動車クラブの方は最後に、「何とかして助けたい」と言い、夜通しの覚悟のつてを頼りに頑張ると言って足早にどこかへ消えて行ってた。

運命の人??フローリアンとの再会

解決法も見つからないまま、ひとまずホテルに戻ると、昔、日本に住んでいたことがあり、少し日本語が話せるフローリアンと再会。

言葉が聞こえるだけで心が安らぎ、初めてここで肩の力が抜けた気になった。
また、フローリアンの1975年式のポルシェ911Sも故障と格闘していたようで、
積載車を使って、ここまで全力で到着したという。
彼は、「もうリタイア覚悟で別の車両をでゴールパリまで目指すことにしたよ」と笑顔で話した。
彼の代車はすでに何十時間もドイツからギリシャに向かっているという。
こんな選択肢があるのか​​?と驚くが、私にはそんな代車は用意できない。
日本から参加している私たちにとって、今ある車で「何がなんでもでもゴールを目指す」というのが、このラリーの挑戦だ。

言葉がわかることで、フローリアンは親身に話を聞き、仲間や情報を集めてくれた。
しかし、心の奥にはまだまだ大きな孤独が渦巻いている。

終わりなき連絡、諦めない心で助けを求め続ける

この冒険を諦めるつもりはない。

睡眠などできる状態ではなく、ほとほと疲れ切っているが、リングギアの情報を探し続け、そしてもし国境を越えても次のギリシャで車をどうするのか、その後の課題は山積みのままだ。
夜通しSNSで、日本の友人が繋いでくれた情報や、インスタグラムで知り合った世界中のフォロワーから応援のメッセージが届く。
複雑な状況を言葉の壁を越えて伝えることの難しさに苛立ちながらこれまでにないほど、世界のどこかで自分を応援してくれる人々に感謝が溢れる。

そして、朝の光がイスタンブールの街を照らし始める頃、
奇跡的な連絡がイギリスから入る!!

息を飲む瞬間。

私たちの代替え部品が見つかった!
見えかけた光が本物かどうかは、まだわからない。

なぜなら!!!

DAY29に続く…




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