5月19日、北京パリモーターチャレンジDAY2のレポートです。
昨日のオーバーヒートの問題を解決するため、私たちはで旧車の修理を依頼できる工場探しからスタートです。
前日の北京スタートから故障した車両は私たちだけではなく、中国の粗悪なガソリンに加え、40度超える外気温の中でスタート時からトラブル車両が続々とレッカーと早朝から手配にざわめいています。
英語の通訳によって現地の手配をしてくれるスタッフはいるものの、私の語学力では
どんどん後回しに(汗)
私は、通訳さんにべったりついて周りとにかく探す手配を我先に困っていると猛烈アピール
ここは図々しいもの勝ちです。なりふり構わず身振り手振りで交渉を重ねる。
そして!ついに一件の修理工場へ
中国で旧車の修理は簡単どころか、触ったこともないなか、適切な部品や経験豊富な技術者を見つけるのは本当に困難なのです。
私たちの車もまた、戦前車であり特殊なパーツが必要で、30代の若い夫婦が運営する工場に運ばれたときは大丈夫かな?っと不安がよぎる!だけどここは中国信じるしかない!!
技術者とコミュニケーションを取ることも容易ではないなか、何とか手をつけてもらえるように、まずは若奥様を捕まえてカタコトの中国語でコミュニケーション。
そして、致命的なオーバーヒートの原因を特定・・まずは予想的中ヘッドガスケット割れてる!!!
予備パーツは多く持っていたものの、流石に割れたガスケットの修理は致命的な問題。
彼らにとって旧車のこのような修理もやったことがなく、だけど!走りたいんです!
私の夢は・・車両のこと以外に思いを伝えまくる。
何なら癌のことも話して、とにかく修理を進めてパリを目指すことを全力で伝える、
夜は老けてすっかり真っ暗だけど、工場長のご主人は重たいガスケットを担いでどこかへ消えていったきり戻ってこない・・信じるしかない・・。
2日目の今日は本隊一行はもうすでにDotonをスタートして数百キロ先のHohhotへと進んでる中、私たちは足止めを食らって今日は北京から300キロほど進んだDotonの街で宿泊先を探す。できるだけ修理工場へ近いところで修理ができた時点で夜中でも出発する覚悟で!
・・っとここは中国、観光客を宿泊させてくれる宿が・・ない・・。
これまた直談判交渉、コミュニケーションとってた若奥さんとはすっかり打ち解けて
仲良くなってここも手助けしてもらって。
2日目の今日は待っている間、修理工場の若奥様と相変わらずおしゃべりをする他は何もやれることがなく、いつ出発できるのか不安な中、若奥様の親族が経営する飲食店で地元の食事を楽しむことにしました。
正直、食欲もなく・・動いてもいないのでお腹も空いてもなかったですが、ここは
義理と人情???お付き合いってやつです。
それでも、事情を知ってるご親族の歓迎は温かく、カタコトの中国語とルートマップ
を開いて北京からパリへの冒険の夢を語る。
修理の進行具合を確認するために何度も何度も工場に戻り、修理が完了するのを待ちました。流石に1日では無理か・・・。
それでもひとまずできる修理を終えたのは真夜中、車を走らせてみる・・・出発して数百メートルでまたもやオーバーヒート・・・。
これには一同がっかり・・。
それでも諦めずまた他の原因を探す。
今度はクーラントBOXに穴が空いてることが判明・・・ここからまた別の溶接業車に運んで待つこと3時間・・・。
この時に、みんな疲労困憊の中、若奥さんとはすっかり打ち解けて気分を晴らすために歌を
歌ったり、翻訳を使いながら本当に人生の色々なことを語りました。
言葉の壁や国境ってなくってやっぱりそこにあったのは人の愛。
一緒に歌った「花の子ルンルン」は忘れられない思い出。
もうすっかり真夜中だったので明日に託し、再び走行可能になるように願うばかり・・。
今日も眠れない夜が続きます。
北京から予期せぬトラブルで疲弊しながらも、仕事のいきを超えた諦めない心の大切さは私だけではなく、工場の方々一丸となり、かけがえのない信頼関係を築く貴重な経験となっています。
明日も早朝から、修理はスタートするとのこと・・。
北京パリモーターチャレンジは国境を横断していくため、本隊に追いつけないとここでリタイアとなります。
焦りと不安だけが押し寄せて・・もう信じること以外考えれることは何もない状況。明日はきっとスタートできる!
どんな困難があっても、冷静にいること、絶対諦めないこと!
そして信じること・・。
never give up前進することの大切さを改めて感じました。
だけど・・すでに心はボロボロだけど!絶対泣かない!笑うんだ!
「DAY 3に続く…」
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