Komoの参戦記録

不安が怒りに変わる瞬間!カザフスタンの脱出劇DAY16〜北京パリモーターチャレンジレポート〜

6月2日 DAY16のレポートです。

カザフスタンの荒野へなんとか!冒険の幕開けと順調なスタート?

今日は、カザフスタンの広大な荒野を駆け抜ける準備は万全だった。
昨日の車両点検も無事終わり、朝から調子よく、通常の競技ルートを進むことができる期待というに胸が膨らむ・・・。
数々のトラブルに見舞われ、本隊から外れまさかの事も多かった、しかし!今日は違う。私たちは競技の意気込みに燃えていた。

途中、計測のスタッフから「日本人が戻ってきた!」と歓迎され、少しずつ私たちの努力や諦めない姿勢が認知されているのを感じた。
しかし、この順調なスタートの裏には、思いもよらない試練が待っていたのである。

カザフスタンの荒野へ!冒険の幕開けと順調なスタートの裏に潜む罠

カザフスタンの大地は広大で、果てしなく続く草原と砂漠の境界線のような風景が広がっていた。「道」と言えない道なき道に目印になるものは全くない。

大きくバウンドした車両に横揺れや縦揺れを繰り返し、まるでジェットコースターに乗り続けている気分だ。水分を取ろうにも揺れ過ぎて口元にペットボトルすら持って行けない。

コマ図と呼ばれるルートマップに従って進んでも、道が消えてルートがわからなくなることがしばしば。

轍に捕らわれた瞬間!カザフスタンで諦めた100メートルの罠

そして、間違えた!っと思ったのは後の祭り。
わずか数百メートルのミスコースが地獄への転落へとトラブルが舞い込んできた。

車両は大きな轍にスタッグして、タイヤは宙ぶらりんに乗り上げ、進むどころかこれは
スコップで掘るか、でもスコップは持っていない。
靴と素手で硬い土を掘り起こし、石を運んで車を何とか動かせるよう四苦八苦したが全く車両はびくともしなかった。

今日は無事にゴールすることを目指していたのに、この状況でまた絶望感が襲来。

ドライバーは、サポートチームに連絡して救助を待つしかないと言った・・しかし、サポートチームが救助に入る場合、当然最後のチームが通過してからだ。
おおよそ3時間は助けに来ないだろう・・。
すでに炎天下数時間が経過するも、何もない細い山の草の中に埋もれたようにいる私たちを誰も見つけるわけもなく、遠くで競技者が走るエンジン音だけが響いていた・・。

恐怖が怒りに変わる!冒険の荒野で試される人間の心理と行動力

恐怖と不安が徐々に胸の中で膨張し、遂に限界を迎えた瞬間、それは怒りに変わる。

山の茂みにたった二人だけ残され、押しても引いても全く数ミリも動けなくなった車両とともに当たりどころのない私は呑気に焦った様子もないドライバーに苛立ちが湧いてくる。

これは!動画で見ていただこう(動画)

なんでそんな呑気なことを言えるんだ!

もし、数時間待っても来なかったらここで夜を過ごすのか?どうしようもない焦りと不安は怒りへとますます変化していく。

ドライバーは達観して私を眺めてあたふたと落ち着きのない私を眺めて薄笑いさえ浮かべる冷静さ、そこにまた苛立ちがどんどん湧いてくる!

必死の救援要請!カザフスタンで起きた奇跡の出会いとサポートの神降臨

居た堪れなくなって何も考えずにラリー車両のエンジン音が聞こえる山の下の方に向かって走り出した。

とにかく、誰かにいち早く知らせて助けてもらおう!
もう、言葉や誰が助けてくれるなんて考えもできなかった。

途中すっ転んで山を転がり落ちながらも、競技中のラリー車が走り去る道に辿り着いた。

ヘルプーーーヘルプーーー私は必死に手を振る。
みんな、にこやかに手を振って去っていく・・・。ん??このトラブルが理解されて
おらず、そこで手法を変える。

スコップを持って掘ってるふりをしてアピールしてみる。
みんな不思議そうに眺めながら競技の道を必死に駆け抜けていく。

奇跡の救出劇!四駆の力で轍からの脱出に成功した感動の瞬間

止まったら自分たちもスタッグしてしまうような道、一台の車両が止まってくれた。
山の上を指差しゼスチャーで伝えるが・・あぁーあそこへは無理だよ。僕たちも同じ車
だから助けることはできない・・すまない・・・そんなニュアンスだったかな。

なんとそこに四駆の普通車が通りかかる!しかも現地サポートだ!


まぁ・・この道を走ってる一般車両なんているわけない道だ(笑)

神降臨!!!

ロープは持っていない・・。あそこまで行けるかどうか・・・。
不安げに相談している・・。

もぉ〜そんなこと考えていないでとにかくきて!っと私は誘導しながら山をまた駆け上がっていく。汗も砂も脱水状態ももうどうでもいい。

無事脱出して抱き合って喜びあった・・。

逆境を乗り越えて進む道!カザフスタンの挑戦が続く次の冒険へ

神降臨! またもや奇跡的な救出劇。
その後の記憶は・・ない・・。

あまりの疲労感に目を瞑った瞬間意識を失った。

結局この日は一番最初にスタートしたはずなのに、またもやビリでゴールする。

困難って1日一つじゃないの?
もう、1日に何度も何度も襲いかかる逆風に、頭がパンクしそうな中でも「明日は来る」という事実が、私たちに次の挑戦への希望を与えてくれている。

どんな困難が待っていようとも、冒険は続くの明日はまた新しい1日。
次なる冒険が待っている。

DAY17へ続きます。




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