5月20日 DAY3のレポートです。
スタートしてからもう3日立つというのに、私たちはまだ1日も走っていない・・。
5年もかけてきた夢の舞台・・こんな悲劇ってある？？
意気揚々にスタートを切ってから・・3日も経つというのに、私たちは未だ
Datonという小さな街の修理工場に缶詰状態・・。
何度か走らせてみるもオーバーヒートを繰り返し・・夜通しでみんな作業をしてくれている
修理の見込みが立たないまま時間だけが過ぎていき、一緒に出発した本隊はどんどん先へと進み国境を一緒に渡れないと私たちはリタイアとなる。
気持ちばかりが焦り、不安とどうしようもない苦しさが押し寄せる。
神様仏様・・全ての神頼みをするしかもはやない。絶体絶命・・。
日本で応援してくれてるみんなにレポートを届けようにも、修理の目処は未だ立たず、どんな顔して日本に帰るんだ・・なんて弱気になる。
こんなことならいっそう中国で消えてしまいたいなんて考えて全く眠れない夜。
小さな修理工場の若旦那様は、それでもあの手この手と駆け回り・・深夜まで中国で
修理できる場所を駆け回ってくれている。
私たちの車のために色々な人がやってきて、小さな工場が毎日賑やかだ。
私は・・というと何もできずにただただホテルと修理工場を行ったり来たり・・。
この小さな街で不思議なユニフォーム着て、毎日何十回も往復してウロウロしている日本人絶対おかしいよね？（笑）
ただ・・寝込んでいても仕方ないので、私たちは諦めずにマップを広げて、本隊に追いつく計画を立て始めた。
ある意味、諦めないで進む道は今はこれしかできない・・。
中国の街の人はみんなとても親切だった・・ホテルのお母さんに中国語で事情をお話ししていたから、今日は洗濯をしてくれた。
まだラリーはスタートできておらず、砂埃にも泥にも塗れていないユニフォームが何だか寂しそうに風に揺れていた・・・。
もう、この中国の人たちはお金で働いてはいない・・・。
一緒に夢を追っている。
気が狂いそうになる程の時間の中で人の温かみに触れて涙が出てくる・・。
DAY4に続く・・・。
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