5月26日DAY9のレポートです。
本日私たちはゴビ砂漠をひたすら駆け抜け、キャンプ地を目指します。
以前、前哨戦であるサハラチャレンジ12日間のサハラ砂漠を走行した経験があったものの、ゴビ砂漠はサハラとはまったく異なる挑戦を私たちに突きつけてくれました。
サハラ砂漠はまさに砂漠というイメージ通りの柔らかい砂地に覆われていたのに対して
ゴビ砂漠は大小の砂利が混じった広大な盆地で、砂利だけじゃなく固いくぼみが無数に広がっています。
そのため、走行は非常に難しく、まるでジェットコースターに乗っているかのような振動が続きます。
幸いにも、私たちは事前に日本から「RECARO」のラリー用シートを送り導入しています。
北京パリモーターチャレンジはクラッシックカーのラリーであり車両年代や当時の車両の規定があるものの、シートだけは現代のラリー仕様の取り付けが許可されていました。
ゴビ砂漠を走って初めて、このシートの選択が正解だったと確信しました。
北京パリラリーは過酷な路面コンディションが続くため、シートの性能が非常に重要です。特に長時間の走行でも身体への負担が少なく、安全性と快適性を両立してくれました。
こんなに1日に何時間も座り続けているのに腰やお尻が全く痛くない。
だけど、何日も1日に何十時間も座りっぱなしなために足腰がなんだか弱ってきた感覚。
途中車から降りるとフラフラと足がもたつくんです。
そりゃあそうですよね?ずっと座りっぱなし・・飛行機のエコノミーシートでの長距離フライトより数倍過酷。
ゴビ砂漠はモンゴルの言葉で「水のない土地」という意味だそうですが、その景色はまさに石器時代の絵に出てくる、恐竜の卵の化石が出てきそうな不思議な場所です。
砂漠というよりも、石と固い地面が広がる荒れ地の中を、私たちはひたすら走り続けました。途中でパンクしている車両が何台か停車していましたが、私たちは幸運にも轍を避けながら走行を続け、無事にキャンプ地に到着しました。
到着後、待ち受けていたのは暴風でした。
テントを張るのも一苦労で、夜中に飛ばされないよう車両にテントをくくりつける必要がありました。
食事は現地のスタッフが提供してくれた温かい食事、ものすごい豪華な食事に感じました。
相変わらずぬるいビールも美味しい。今日は天候が悪いため、売り切れになるビールもゲット!
シャワーやトイレも当然仮設で、キャンプ地ではシャワーを浴びる余裕もなく、砂と汗まみれのまま眠りにつきます。
トイレは穴を掘っただけのもので、暴風もひどいしトイレまで行くのも大変なので
車両の横で用を足す。
この数日間も走行中トイレなんてないのでもっぱら野○○・・・慣れたもので外でする開放感〜なんて余裕も!
日本でお風呂に入ることや美容液、洗顔器を使ってたことに意識もしなくなっている自分に驚き、人間って環境に適応できるものなんだなぁ・・と。
キャンプ地の寒暖差はひどく、日中の40度超えの車内とは裏腹に夜の冷え込みと暴風の中、ダウンジャケットに雨具を重ね着し、シュラフに潜り込んで過ごしました。
暴風がひどすぎて小さなテントは真っ暗闇の中で横揺れ、バタバタと音を立てて夜中に何度も恐怖で目が覚め、ようやく朝方4時に少しだけ眠ることができました。
そんな中でも、日本の応援してくれる皆さんに届けようと、暗いテントの中で動画作りを続けている私でありました。
明日もキャンプ地が無事でありますように…。
DAY10へと続きます。
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