折り返しの6日目のレポートです。
北京パリモーターチャレンジの前哨戦としてテスト走行を
しているサハラチャレンジ12日間の半分を過ぎました。
これまでのレポートも見てみてくださいね!
前回のDAY5のレポートはこちら
↓ ↓
スペインを出発して6日目はここです。
想像もしなかった外気温の中で、一日数百キロを走行人も体力を奪われ熱が出たりしながらもゴールを目指してひたすら前へ前へと進んでおりますが、数日前からブレーキの効きが良くなく止まっては調整、止まっては調整と進んでます。
そこにもう一つ、心配材料が加わったのは前日までの砂漠走行でタイアの消耗が激しく、パンクする前にスペアタイアに交換しておかないと!
もう、暑さは限界の極地に・・それでも諦めません!
ティシャツは汗で塩が吹き、砂だらけ、手はオイルまみれですが気にしません。
私たちの車両だけではなく、やはりクラッシックカーですからみなさんメンテナンスを繰り返しながら進んでいます。
今日中にスペアタイアを準備整えておかないと、いけないと判断してルートを外れ、私たちはタイヤを取り扱っているお店を探しに街へ。
ルートマップはもう当てにならないので、自分たちでルートを探し、街へと急ぎます
何時間走ったでしょうか、もうこの調子では今夜の宿には到底タイムスケジュール通りにはゴールできません。しかし、今日のうちに探さないと!!!っと焦る中、神様の計らいのように現れたタイヤ屋らしきお店。
「こんにちわーーーーーー」大声で叫ぶもお店の人はいません。
「こんにちわーーーー」と奥へと進むとランチタイムのようで、「一緒に食べろ」っと言われて(笑)
いやいや・・・そんな場合じゃないんだけど・・。しばらく待つことに。
そこへ現れるのは子供達。そりゃあ、こんなところに日本人珍しいよね?
砂漠走行で、この子供達に助けてもらった代わりに気づいたら荷物が全部持ち去られていたという事件があったので、疑っては行けないけど、舐められてもいかん!っと
これまた日本語講座で仲良くなる戦法です。
私・・知能レベル低いですから日本でも子供達と仲良くなるのは得意なんです。
じゃんけんを教えたり、歌を教えたりすっかり仲良くなりました。
で肝心のタイアを・・・まだゆっくりこんな調子。
ここまででもうすでに一時間半は過ぎてる・・いつやってくれるんだろ?
その間に、砂漠やダート道で壊れたところをチェックします。かなりガタが来てるので補強をしながら。
っとようやく作業が始まりました!!
しかしですね・・なんと言っても1929年の車、簡単にタイアを外すことはできず、
彼は別の場所へと消えていき、戻ってきてからもタイアを外すのにもうかれこれ四時間ほど。道具が合わないのですよ・・・。
やっとの思いで外したものの、今度はチューブを取り出すのができない(汗)
どんどん時間だけが過ぎていき、そういえば・・食事もとってなかった、こんなことなら食べろと言われた時にいただいておけばよかった。
とにかく、一つ進んでは一つまた問題がを繰り返し。
もう、かれこれ六時間が経過した頃には体力の限界も。
口数が少なくなり、途方にくれる時間。
もう、どこでもいいから少し眠っておこう。
私たちも諦めないけど、職人も諦めない。ここに感動すら生まれてくる。
これは本番北京パリのテスト走行なので、このようなことも改善できることとして
メモをしながら諦めずに作業を進める。
しかし・・体力も限界。。。
なんとなんとか、終了したのはもうすでに10時間は経過してすっかり真っ暗。
最後のフィニッシュにはお互い感動して拍手と涙が溢れた。
諦めない気持ち、なんとか助けてあげようという気持ちが伝わって、再会できるならばもう一度会いたい。
こんなにも時間をかけて労力をかけて作業してくれたのに、ぼったくられるわけでもなく、支払ったのはたったの3000円ちょっと。
何か、お礼にあげたいけど、食糧どころか水しかない。
「ありがとう!」「ありがとう!」と笑顔で握手をして、私たちはここからまた
数時間走って明日の朝のスタート地点へ向かう。
もう、ルートマップなんて見えない。ただただGPSの指し示す方向へと向かって
7日目のスタートを目指して走る。
続きをお楽しみに!
最後までお読みいただいてありがとうございました! ブログランキングに参加しています!皆様ぜひポチッとしていただけたら こもちゃん、泣いて喜びますm(_ _)m
↓↓↓
モータースポーツランキング
旧車・クラシックカーランキング
闘病記ランキング