「レストア」とは古い車を新車の状態に戻す、「元に戻す」という意味があります。
エンジンもシートもボディも本当にこれ旧車なの?っというくらいピッカピカのクラッシックカーもたくさんありますが、その時代を残す「オリジナル」へのこだわりは海外と日本の違いも見えてそれが良い悪いという判断なくクラッシックカーの魅力と感じます。
しかし・・そこには相応の体力と大変さ、更にイギリス人と共にレストアしているため、日本とは違う価値観への葛藤や不安もつきまといます。
100年前の車が本当に走るのですか?
今回のチャレンジカー「1929年 ビューイック ドクターズクーペ」。
戦前、約100年前の車、しかしこの車は前回の2019年の大会で見事完走をしています。
様々な国内外のラリーに参戦してきました。トータルで1000㎞を超えるラリーもありましたが、今回は未知の「14000㎞」の冒険を完走するためにはメンテナンスやパーツの交換にかなりのエネルギーが注がれています。
整備費1700万超え!
当初、このBuick の購入費は350万円でした。Buick は前回の北京パリ完走しているので、すべてイギリスにてオーバーホール、保管、試走を繰り返されてきました。
しかし、コロナ問題で延びれば延びる程負担は嵩んで行き、今日までかかった金額はなんと「1700万超え」。請求書だけが毎月毎月届き・・まだ見えぬ挑戦に不安や心震える日々が続いてきました。
この2年間は現地に行くことが全く叶わなかったので、イギリス人との遠隔での長いやり取りの中で日本人とは旧車に対する考え方もレストア、オリジナルの目指すべき点、価値観の違いを感じてきました。
エンジン内にクラックがあってオーバーホール。
電気系の配線ハーネスすべて新品交換。補器類すべてオーバーホール。メーターオーバーホールと必要分新設。
木のタイヤホイールオーバーホール。
安全対策にロールゲージのワンオフ追加。シートは日本で購入して自分で配送しました。
ガソリンタンクを安全タンクの形にワンオフ製作。燃料漏れの原因をなくすために予備タンクも新しく交換。
直径の違うパイプで適当に繋げられていたため、排気効率の悪かったマフラーも一新しました。
今後にかかってくる経費
今後、車にかかる経費の他にこのチャレンジにに必要な経費は、
・北京パリエントリー費残金500万円
・出場義務である前哨戦Sahara Challenge ラリー10日間の渡航エントリー費300万円
・スペインへBuick 移送等旅費保険諸経費200万円
・北京パリラリーでのイギリスから中国へBuick 移送等旅費保険衛星電話諸経費300万円
挑戦してみないと見えない世界がありました。
この後残り1年、そしてそこからスタートする37日間の挑戦にもまだまだ多くの壁がやってくるでしょう!
でも!私は諦めずに進みます!まだ見ぬ風景をみんなで見るために。引き続き、ご支援応援をよろしくお願いします。
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