6月13日 DAY27のレポートです。
昨日、深夜になんとかトルコ入りができた。
もう本体とまた離れ孤独感満載だ・・。
昨日のレポートは動画でも振り返れます!
1929年ドクターのデフギアが欠けていた…ワンオフのドクターの復活なるか!
ジョージア国境で打ちひしがれたリングギアの破損が決定した瞬間から、
不安と焦りで心臓が休まるときがない。
精神的にも疲労の極みで、このままでは持ちそうに感じなかったほどだった。
でも、応援してくれている仲間たちへの報告は欠かせない、
状況を報告するにも・・何も決まっていない。笑顔もネタもない・・。
とりあえず、パリのゴールまでになんとしてもこのリングギアを手に入れなくては!
絶望の中でひらめいた「飛行機でイスタンブールへ先回り」作戦
こんな状況の中、突然頭に浮かんだのはなんと!
「飛行機でイスタンブールに先回りしよう!」という奇策だった。
それなら、車は積載車に託し、私たちは飛行機で先にイスタンブールに着いて冷静に考える時間も精神的な休息もわずかでも取れる。
こんなことで、倒れてしまっては元もこうもない・・。
この急場で使える手段はすべて使うしかない。
とにかく少しでも状況を前に進められる可能性があるなら、どんな策も試してみようと決意し朝一でイスタンブールに飛んだ。
実はこの情報は・・公開されていない、秘密結社のように私たちは計画を実行したのだった・・(笑)
イスタンブールに到着!本隊の驚きと祝福、そして緊張の修理依頼
飛行機でイスタンブールに到着すると、本隊の仲間たちが「こんなまでしてついてきてるとは!お前たちのnever give up精神はどこからくるのか?」と驚きと歓迎の表情を見せてくれた。
明日は休息日、一行はイスタンブールの街へと消えていったが、私は部屋から眺めるイスタンブールの夜景を眺めながら、
「なんのために、ここへ来たのだろう」
「そうだ!楽しむためにここに来た」
目の前の困難ばかりに意識が集中して大切なことを忘れてしまっている数日に気づく。
しかし!この解決策をいち早く見つけなければゴールは見えない。
とにかくトルコ自動車クラブの人脈をいただけたのでとりあえず明日修理工場に運ぶ予定だ・・。
心の中で「お願い、どうか神様・・仏様・・いやトルコの神も。」と祈りながら。
しかし・・・。ここでもまた、信じられない状況が先だった。
想定外の障壁、トルコの6日間の祝日が立ちはだかる
まさか、トルコでは明後日から6日間の祝日で、工場も積んだ車もすべてストップするというのだ。 国民の誇りを反映する特別な祝日として、宗教上の理由から仕事もできないらしい。
宗教上の理由・・日本ではない文化の違いに戸惑う・・。
街には祈りの放送がなん度も響き渡る。、無力な自分にできることが何もないことを感じながら、ただ一緒に祈るしかない。
ここまで来たのに何もできない、という現実に飲み込めそうになり、焦りと不安が絡んで心が締め付けられるような思いだった。
朝が来るまで一睡もできず、イスタンブールの空がゆっくりと明るくなっていく。
「絶対に諦めない」、ただその一念で先に進むしかない。
DAY28に続く…
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