6月3日 DAY17のレポートです!
1. 忘れかけた曜日感覚…ラリーの日々が過酷すぎる!
今日は6月3日、北京からパリモーターチャレンジの17日目です。
正直、何曜日なのか全く分からなくなっている・・それでも今日もかカザフスタンの大地をひたすら爆走しています。
トラブル続きの日々の過酷さが、曜日感覚や日時の感覚すら消し去ってしまっています。
ラリーの毎日は、単調なようでエキサイティングで刺激がありまさにアドベンチャーな毎日を過ごしています。
頭の中は毎日を次のステージに進むことだけでいっぱいいっぱい。
疲れ、痛み・・本当は色々あるんだろうけど、気が張り詰めていてそんなことすら感じることが全くない・・もはやどこか違う世界にワープしてしまったかのようです。
2. カザフスタンの荒野を突き進む、絶景と試練の旅
カザフスタンに入ってからというもの、小さなトラブルが毎日何度も起きています。それでも、見渡す限りの荒野とその美しさには心が奪われます。終わりのないような広がりのある風景と、まっすぐに伸びる道。まさに絶景!
それでも、荒れた道や過酷な天候に耐えながらの旅は試練そのもの。ここまでたどり着けたのも奇跡のように感じます。それでも、何とか主催者が指示したルートを進み、毎日競技をクリアしている自分たちに少し誇りを感じています。
3. 速さではない?このラリーが特別な理由とは
このラリー、実は速さを競うものではないんです。
レギュラリティラリーと呼ばれる形式で、指示された速度と時間をいかに正確に守れるかが勝負です。どれだけ正確にそして確実にゴールできるか!。
競技の詳しい内容は以前のブログに書いているので、そちらをぜひ見てください!
でも、この正確さを保つことが難しいんですよね。スピードを出せば良いわけじゃないから、精神的なプレッシャーもすごいんです。
4. ペナルティの壁…私たちの遅れは取り戻せるのか?
そんな厳しいラリーの中で、私たちが抱える最大の壁が「ペナルティ」です。
北京での4日間の拘束、そして試走でルートを外れた日々。
そのせいで、競技に参加できなかった分のペナルティがどんどん積み上がっています。
これを取り戻すには相当な努力が必要。ペナルティを挽回するためには、一つ一つのステージで完璧に近い走りをしなければならない…。
焦りとプレッシャーを感じつつも、負けずに前に進むしかありません。
こちらも動画でお楽しみください
5. 疲労と危険の隣り合わせ、居眠り事故の恐怖
ラリーも後半戦に入り、意識はしていないと言いましたが・・。精神的にも肉体的にも限界を感じる瞬間は多々・・・。
走行中、ウトウトと居眠りしてしまいそうになることがあり、そのたびにハッと目を覚ます。
特に、2019年の北京-パリモーターチャレンジで、コドライバーが居眠り運転による事故で亡くなったという報告を思い出すたびに、緊張が走ります。
私たちも交代で運転しているけれど、決して油断はできません。この疲労が命取りにならないように、自分でもしっかり休息を取りながら、慎重に進めていきたいところ。
6. 突如現れたラクダたち!?笑顔をくれた思わぬ出会い
そして、その緊張感を一瞬吹き飛ばしてくれたのが、道路を歩くラクダたちの出現でした!突然、前方に現れたラクダの群れ。
思わず目を疑いましたが、そのユーモラスな姿に疲れた心が少し和みました。
サハラ砂漠で出会ったラクダたちとはまた違った風貌。
国境を越えるとラクダも「外国人」になるのかもしれません(笑)。
そんな冗談を交わしながら、束の間の笑いを楽しみました。
過酷な日々の中で、こんな小さな喜びがどれだけ心を軽くしてくれるか…。
ラリーの道中での思わぬ出会いは、旅の醍醐味の一つでもあります。
今日はカザフスタンの警察官たちとパチリ!
7. 宿泊地での安堵、でも挑戦はまだ終わらない…
今日は無事に早めに宿泊地に到着できました。
さすがに疲れがピークに達しているので、ホッと一息つきたいところですが、他の参加者たちもみんなメンテナンスに追われています。
休む間もなく、車両の整備に取り組む姿を見ていると、私たちも気を引き締めなければと感じます。そして洗濯・・汗と埃まみれになった戦闘服!
ドロドロだった(笑)
まだまだ挑戦はまだ終わらない。
明日も新たな道が待っているので、しっかり準備して備えたいと思います。
DAY18に続く…
最後に
ラリーの旅は過酷ですが、時々訪れる笑いや驚きが心の支えになっています。
皆さんからの応援が本当に力になっていますので、引き続きラリーの冒険を楽しんでいただけると嬉しいです。
次回のレポートもお楽しみに!
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